落語とテクノが異色の融合!? 桂枝之進とレヲチバによるユニット「MATSUBA」がデビューEP「Hottan」をリリース
2024/11/28
関西の伝統芸能である上方落語の噺家・桂枝之進と、アンダーグラウンドテクノシーンで活躍するアーティスト・レヲチバによるリズムユニット「MATSUBA」が、 1stデビューEP「Hottan」を11月24日(日)にリリースした。
上方落語の名跡である笑福亭松葉からその名を取った「MATSUBA」は、噺家・桂枝之進とテクノミュージシャン・レヲチバによって結成されたリズムユニット。プライベートでも交友のある二人が、落語の語調を音楽的に捉え、電子音楽とのリズムの違い、面白さに着目。構想から半年間の制作を経て、1stEP「Hottan」が完成した。
アートワークはデザイナー・岡本太玖斗が手掛け、日本文化のコンテクストと、テクノの無機質で機械的なデザインを掛け合わせた仕上がりとなっている。
EPのテーマとなった「東の旅・発端」は、上方落語で初舞台に向けて習う演目で、お伊勢参りに向かう道中の出来事を軽快にリズムに乗せて語る古典落語だ。本作は、古典落語固有のリズムを起点として、現代へ続く大衆娯楽の変遷をテーマに、異なる出自を持つ二人がジャンルの垣根を越えて、新たなリズムを探求する意欲作となっている。
MATSUBAコメント
この度、我々のデビュー作となるEP「Hottan」がリリースされました。
日本の伝統文化が持つゆらぎやリズムと電子音楽・テクノミュージックを融合させるのは至難の業でした。しかし、落語家とコンピューターミュージシャン、それぞれの味を活かし、全く新しい音楽ジャンルの発端を生み出せたと思っています。
今後は海外も視野に入れて活動を展開していきたいです。皆さま応援よろしくお願いいたします!
楽曲は現在、各種サブスクリプションサービスで好評配信中! 新感覚のリズムをプレイリストに追加しよう。
MATSUBA 1stEP「Hottan」
収録曲
1.Hottan
2.Hentai Kagerou
3.駱駝印オリエント
4.スター誕生
5.バトル人生
6.〆
作詞:桂枝之進
作曲:レヲチバ
美術:岡本太玖斗
協力:WCPスタジオ、Studio 246 KYOTO
配信:「Hottan」配信一覧
プロフィール
桂枝之進
2001年生まれ。2017年1月、六代文枝一門三代目桂枝三郎に入門。
全国の寄席やイベント、メディア等で活躍するほか、2020年、落語のミクスチャーを実践するコレクティブ「Z落語」を立ち上げ、落語とクラブカルチャーをMIXしたイベントやAIによる新作落語の創作プロジェクトなど、他ジャンルのクリエイターと越境的に活動を展開している。
レヲチバ
1999年生まれ。ハードウェアシンセサイザーを用いた素朴で感性的な楽曲・ライブを軸としている。主に東京と京都の2カ所で活動しているが、DJとしてドイツ・フランクフルト、フランス・リヨン、ベルギー・ブリュッセルなど、世界中の地下テクノシーンで公演を行う。ARKUDA LABEL主宰。
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